年明けの畑の様子

2017年、年明け早々の畑の様子。

ふと考えた。植物にも季節はあるが、正月は人間にしかない。年が明けても、植物にとっては、春に1日近くなっただけのこと。

 

エンドウの群生
エンドウの群生

ツルが伸びたエンドウさん。一部はつるの先が枯れているものもあるが、ほとんど無事のようである。種を撒いてから一度も間引きをしていない。

畝は一面草に覆われている。南西向きの高畝にしているためか、朝は畝間の草には日当たりが悪い。

エンドウとニンニク
エンドウとニンニクと春菊

ネギ属とマメ科はコンパニオンプランツとしてはNGというが、どうなることやら。今のところ問題なさそうだ。春菊を撒いた場所は、春菊が畝をカバーしている。

絡み合うエンドウ
絡み合うエンドウ

超密植にすると、エンドウは塊になるようだ。光り輝く葉は健康に見える。豆苗で食べたいが、我慢我慢。

ソラマメの群生
ソラマメと春菊の群生

春菊は密生であれば、特にビニールのトンネルも何も要らないようだ。癖もなくサラダで食べられる。ソラマメの葉はそんなに旨くはないが、食べられないこともない。

ケールの密生
青汁ケールの密生

ケールと一緒にチンゲン菜もあったが、チンゲン菜はほとんど収穫してしまったため、ほとんどケールになってしまった。一部のケールは軽い半結球のような感じになっている。キャベツと近縁なだけに、巻く理由があるのだろう。秋には苦かったケールも、寒さで甘みが出て、生でも食べられるレベルになってきた。たくさん食べるには堅いが。

タアツァイと富士早生キャベツの混植もうまくいっている。チンゲン菜やタアツァイはキャベツ類との相性が良いようだ。チンゲン菜を収穫していくと、そのうちキャベツが苗サイズになるため、密植でもキャベツの種は少なく済み、もちろん植えっぱなしなので移植の手間も無い。種の大きさや形も似たようなもので、理想的な関係だ。種子を撮る場合はどちらかを全て収穫する必要があるが、種間雑種が出来て面白い2代目になれば、それはそれで良い。

逆に、大型になる正月菜などのナッパとキャベツではキャベツが負けてしまい、チンゲン菜とルッコラでは最初はルッコラが負けて黄色くなってしまったが、最終的には健全なルッコラだけになった。

ルッコラと一緒にセリ科のハーブをいくらか蒔いてあったが、成長が早く大きなアブラナ科と成長が遅く小さなセリ科では、セリ科が負けてしまうようだ。セリ科との密植はすぐに収穫してしまうラディッシュぐらいでないとダメかも知れない。ダイコンとニンジン、赤かぶとニンジンを並べてみた畝があるが同じくセリ科が負けていた。

セリ科はコンパニオンプランツとしては良いと言うが、ニンジンの場合は背丈の低さが負けやすいようだ。葉の高さが同じぐらいで揃えるのがよく、ニンジンはニンジンだけの密植か、小カブぐらいが相性が良さそうだ。

楽して大量収穫には成長の速さ、草姿、背丈、収穫時期を考慮し、同じ畝に蒔く種を選ぶ必要がありそうだ。既存のコンパニオンプランツの考え方は使えないものもある。

もう一つ大事なことがある。本命と間引き対象の区別が付きやすいことだ。例えばダイコンとルッコラや、山東菜と白菜だと、区別がつきにくいが、水菜と白菜、チンゲン菜とキャベツなら、どう見てもわかる。


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