自家製おせちの挑戦!おせちの基本

今まで、おせちは正月に親戚からもらって食べるものでしたが、なんで食べるのか疑問に思い、日本文化の見直しを兼ね、今回はおせち料理を調べて自分でつくることにしました。

丁度、三段重の容器が家にあったので、三段重です。

おせちとは、そもそも年神様へのお供えなんだそう。年末に作ってお供えしたものを、お下がりでいただくそうで。食べるだけだと思ってたら、実はいろいろな意味があって、調べれば調べるほど、日本の多神教・自然崇拝の文化の勉強になります。

おせちと鏡餅
年神様におせちをお供え

細かいことは置いておいて、必ずおせちに入れることになっているものがあります。それが、三の肴と言われる、黒豆、数の子、田作りの三つだそうです。この3つを年神様にお供えしていたのが最初だというウワサ。(笑)

黒豆はマメに働きマメに暮らすという意味があり、マメとは現代的に言うと真面目と似たような意味のようです。これは、シワが寄らないように煮るそうです。醤油と味醂、鉄釘(色を黒くする)を入れて煮ます。その後、水分に浸かった状態で冷ませば、シワが寄らないようです。

数の子は、子沢山の象徴のようです。一昼夜かけて薄い塩水の後真水で塩抜きをし、調味したダシに漬けておけば、完成。塩抜きが足りないとしょっぱくなります。原材料が数の子、塩とだけ書かれている物を選びましょう。

田作り(ごまめ)は田んぼの高級肥料だそうです。乾煎りしてぽきぽき折れるぐらいになったら、醤油と味醂を煮詰めて絡め、ゴマでも振ったらいいオツマミになります。関西では田作りではなく、たたきごぼう だそうです。

ちなみに砂糖は有害と認識しているため、うちでは基本的に使いません。

この3つの料理は、一段目に入れるそうです。他に一段目に入れるのは、お屠蘇の肴となるものと、お屠蘇が飲めない子どもへの甘い料理を入れる(未確認)そうなので、今回は金団、紫花豆、伊達巻としました。

栗きんとんは明治以降と書かれているのを見つけたため、サツマイモだけの金団です。材料はサツマイモだけ、蒸して練っただけです。(笑)

紫花豆は食べたことがないので、セオリー通り甘く煮てみました。特に意味はありません。(笑)味は良いようです。黒豆もそうですが、来年は自分で育てたマメを入れる予定です。

二段目には酢の物を入れるのが本来だそうですが、現代の簡易式では焼き物などのごちそうを入れるそうです。今回は なます、ニシンの昆布煮、お多福豆、さつま揚げ、ホタテを入れました。

三段目は煮物だそうですので、やっつけ仕事で、全部煮しめにしてしまいました。具は椎茸、ニンジン、サトイモ、高野豆腐、松山あげを入れました。

三段なのは簡易式だそうですが、四段も五段もネタを考えるのも作るのも面倒なので、三段でいいでしょう♪

伊達巻とさつま揚げは横浜市の「今井かまぼこ」で買いました。来年は伊達巻ぐらいは作ろうかと思いますが。

つかっている野菜は基本的に家でとったものです。来年はマメも うちでとったものにします。

 

手作りのおせちの中身
手作りのおせち

それでは、良いお年を。


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