ぽちゃねこの家造り~現代の住宅の問題点~

住宅。昔の日本の住宅は、木や土でできていました。現代では樹脂や接着剤などの素材が普通に使われています。一般に新建材と言われます。

新建材が発するう有害物質ホルムアルデヒド等によるシックハウス症候群は、20~30年ほど前に問題になりました。最近では、有害物質の基準が設けられ、心配はなくなったはず。。。。と思うのは早計かもしれません。

まず、特定化学物質の規制は、内装建材に限られ、家具や壁の中などは対象外です。例えば、設備のショールームに行って、引き出しを開けて、どんな匂いがするか、気をつけて見てください。そもそもショールーム全体が臭い場所もありました。有害物質のにおいかどうかはわかりませんが、臭い家には住みたくないですね。

建材からの発散に対する規制に加え、室内の化学物質の濃度を下げるため、24時間換気が義務付けられました。ですが、住宅の気密性はどんどん上がっています。気密性の高い家で換気扇を回すとどうなるでしょうか。室内の気圧が下がりますね。

風と言うのは、気圧が高いところから、低いところへ流れます。換気扇を付けても気圧が高いところはどこでしょうか。室内以外ですね。つまり、壁の中や家具の中は、気圧が高い状態です。そうすると、どうなるでしょうか!壁の中や家具の中から外へ向かって風が吹きます。つまり、化学物質の規制のない場所から、室内へと、化学物質は流れていくわけですね。

そもそも樹脂などの素材は主に石油から作られます。私達は石油で家を建てているんですね。ご存知でしたか?石油素材で家を建てると、火災時に有毒ガスが発生し、それが原因で亡くなったりする恐れがあります。

このことは、小林住宅工業の小林社長からお聞きして知りました。

それだけでなく、木と土でできていた家は放っておいても土に還るだけだったのに、新建材は製造時や破棄時にも環境を汚染するリスクを抱えています。日本で出るゴミは、自国だけでなく、隣の中国や、発展途上国に運ばれますので、そういった国々の環境汚染に大いに貢献していると予想されます。

なるべく昔ながらの自然に近い材料で家を作ることが環境にも優しく、長持ちして、住む人の健康にも財布にも優しいと思い、ぽちゃねこの家造りでは考えています。


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