楽するための年間計画

楽してウマい野菜を作るために、年間計画を考える。

楽しつつウマい野菜にするには、共生作物=コンパニオンプランツを考えて行くのが重要だ。

野山の野草や山菜は近くに他の種類の植物があるのが自然であるし、それによって滋味や深い味わいが生まれ、食べて旨い植物となるようだ。とある農家の方が言うには、他の植物と何らかの物質をやり取りしていると言う。

うまい野菜を作るのに、楽する=無駄に労力や資材を使わないのに越したことはないが、露地野菜を一番育てるのが簡単で美味しい時期=旬に育てるためには、適期の種まきだけは守る必要がある。こぼれ種から勝手に自生させれば一番楽だが、世界中の野菜を日本で育ている以上、まとまって自生できるのは一部だ。こぼれ種から勝手に生えてくると、一般的には雑草化なんて言うが、自然の原理原則からは、そちらのほうが楽できてウマい野菜になるようだ。

適期に作ることの重要性としては、特に秋野菜は、種まきが1週間遅れると、収穫が何週間も遅れる場合もあるという。春野菜も遅れると収穫前に花が咲いてしまうため、植物としては良くても野菜としては困る。やはり、行き当たりばったりで種を蒔くのではなく、適期をつかんで効率的な作業(といってもほとんど種まきだけ)をするため、年間計画を作ることにした。

うちの年間計画は、肥料はやらないし防除もしないので、シンプルに種まき時期と収穫時期、定植時期が書かれている。完成したら、何らかの形で公開しよう。

実際にできてきた年間計画一覧を遠くから見てみると、まだ9割ほどの完成だが、200品種100品目を超える作物を植えようとしていることがわかった。食いしん坊にも程があるが、同時に200種類を育てるわけではないし、同じ種のまき方をするだけのものも多いため、数字で見るほど難しいことではない。

最も大事な、計画的に種を購入したり、いつ種をまいて、いつ収穫できるのかがわかれば、その時期に絶対にやらなくてはならない作業が見え、今後の店舗への販売計画を練る上でも重要になってくる。某スーパーは少量でも、年間計画が分かればOKだそうだ。

おそらく固定種や在来種に焦点を絞り、その品種の適期を一覧で見やすくした表と言うのは、一般的には公開されていないのではないかと思う。もちろん地域が違えば適期が異なるため、他の地域用には修正する必要が出てくるだろうが、少なくとも関東で固定種の露地野菜を育てる方には役に立つと思う。

 


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