大手食肉流通企業向けBIシステム 再構築
期間: 2007年8月1日 - 2010年9月30日 (38ヶ月)
チーム規模: 300人
役割: システムエンジニア , プログラマ , 共通基盤チームリーダー
工程: 実装・検証 , 結合テスト , 総合テスト , 詳細設計 , 運用
概要
売上1兆円超の大手食肉流通企業における基幹BIシステム(受発注・仕入・売上・在庫・会計)の大規模サーバーアップグレードプロジェクト。最大300名規模の体制で、綿密な計画のもと業務継続性を確保しながらリプレイスを実施。
担当業務
初期フェーズ(システムエンジニア・プログラマ)
-
仕入・在庫・売上系サブシステムの製造
- 詳細設計書に基づくRPG/ILE RPGプログラム実装
- C/S Bridge、XML Bridgeを活用したシステム間連携機能の開発
- HULFTによるデータ転送処理の実装
-
品質保証活動
- 結合テスト・総合テストの実施とバグ修正
- QA対応:品質基準達成のための継続的な改善
- 障害対応:本番環境での不具合調査・緊急対応
後期フェーズ(共通基盤チームリーダー)
プロジェクト全体の技術基盤を支える共通基盤チームのリーダーとして昇格し、以下の重要業務を担当:
-
インフラ運用管理
- サーバー稼働状況の定期監視・分析・レポーティング
- 性能劣化の早期検知と改善提案
-
プロジェクト標準化推進
- コーディングルール整備
- プロジェクト共通資料の一元管理と最新化
- 開発標準の浸透と品質向上施策の実施
-
データベース設計
- DB物理設計:大規模データを扱うテーブル設計・インデックス最適化
- パフォーマンスチューニング
-
リリース管理
- 本番リリース計画の策定と実施
- テスト環境へのプログラム配布管理
- 変更申請の審査・承認プロセス管理
成果・学んだこと
- 高度な組織でのリーダーシップ経験: 複数社・複数チーム横断の調整力と責任感を習得
- エンタープライズシステムの本質理解: 業務継続性とデータ整合性を最優先した堅牢な設計思想
- 問題解決への執念と根気: 綿密な計画のもとでも発生するバグに対し、大規模システムであっても根気よく原因を追求すれば必ず解決できることを実証
- 品質保証とプロセス改善: 標準化による開発効率と品質の両立
このプロジェクトを通じて、技術スキルだけでなく、大規模プロジェクトマネジメントとチームリーダーとしての素養を身につけました。